1位 終身保険:287万件

終身保険は、自分が万が一の時に残された家族を養う目的で加入される人が多くいます。長生き時代の「もしもの時」の保険です。国内では個人保険の中では医療保険に次いで売れています。

2位 養老保険:104 万件

毎年100万件以上新契約数があります。先ほども見たように貯蓄型保険の典型的な保険といえます。

3位 個人年金保険:88万件

若いうちから保険料を払っていると、物価の上昇の影響を受けるかもしれないというデメリットもあります。

平成29年度(2017年度)は対前年度比で半減以下となっています。生命保険協会によれば、「低金利環境が継続するなか、予定利率の引き下げや、一部商品の販売抑制等があり、新規契約件数および新規契約高は大きく減少した。」とされています。

4位 こども保険:29万件

こども保険の新契約数は平成29年度(2017年度)には大きく減少しました。前年度が72万件であることを考えると29万件は大きく減少した水準となっています。

おわりに

ここまで見てきたように、貯蓄型保険のような保険には、もしものときの保障に加えて、貯蓄も同時にできるものがあります。自分がどのタイプの保険と合うかは家族構成やライフプランによっても異なります。貯蓄ができる保険をうまく使って、将来のお金を効率的に増やしていきたいものです。

参考サイト

生命保険文化センター「ほけんガイドWeb」
生命保険協会「2018年版 生命保険の動向」

【ご参考】貯蓄とは

総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。

LIMO編集部