2025年3月5日、厚生労働省は2024年の生活保護申請件数が前年比0.3%の増加となると発表しました。
生活保護世帯の内訳を見ると、最も多いのが高齢者世帯です。老後の年金収入が少なく、最低限の生活費に満たないために生活保護を受給する高齢者が多いことがわかります。
年金収入は個人差があるものですが、平均はいくらか、少ない人・多い人で月どれくらいなのか。
本記事では、厚生労働省の資料をもとに、老齢年金(国民年金・厚生年金)の受給額を確認していきます。
1. 次の年金支給日は「2025年4月15日」
公的年金は、偶数月の15日に支給される仕組みですが、もしその日が土日や祝日に該当する場合は、直前の営業日に振り込まれます。
たとえば、2025年では、2月15日が土曜日に当たるため、支給日は1日前倒しされ、2月14日(金)に振り込まれました。
そのほかの年金の支給スケジュールは以下の通りです。
【支給日:支給対象月】
- 2025年2月14日(金):12月・1月
- 2025年4月15日(火) :2月・3月分
- 2025年6月13日(金) :4月・5月分
- 2025年8月15日(金) :6月・7月分
- 2025年10月15日(水) :8月・9月分
- 2025年12月15日(月) :10月・11月分
2. 【国民年金】「60歳代・70歳代・80歳代・90歳以上」の平均月額はいくら?
公的年金には「国民年金」と「厚生年金」の2種類がありますが、その違いをご存じでしょうか。
「国民年金」は、自営業者や専業主婦・専業主夫など、厚生年金に加入していない方が対象となる制度です。
本章では、国民年金の平均受給額を年代別に詳しく見ていきます。
2.1 国民年金(60歳代:60歳~69歳)の平均月額を一覧表で確認
- 60歳:4万3638円
- 61歳:4万4663円
- 62歳:4万3477円
- 63歳:4万5035円
- 64歳:4万6053円
- 65歳:5万9599円
- 66歳:5万9510円
- 67歳:5万9475円
- 68歳:5万9194円
- 69歳:5万8972円
※65歳未満の国民年金の受給権者は繰上げ支給を選択した者