2. 【2025年度最新】年金生活者支援給付金の給付基準額が2.7%の上昇
1月24日に2025年度の年金額改定が公表され、公的年金の受給額は1.9%、年金生活者支援給付金等は2.7%の引き上げとなることが決定しました。
- 老齢年金生活者支援給付金(月額):5450円(前年度比+140円)
- 障害年金生活者支援給付金(月額):1級6813円(前年度比+175円)・2級5450円(前年度比+140円)
- 遺族年金生活者支援給付金(月額):5450円(前年度比+140円)
実際の金額は保険料納付済期間などに応じて算出されますが、基準額相当を受け取れる場合、年間約6万5000円の受給額となります。
では、60歳代~80歳代のシニアは、どのくらいの公的年金を受け取っているのでしょうか。
次章にて、厚生年金と国民年金の平均月額を見ていきます。
3. 厚生年金と国民年金の平均月額
公的年金の受給額は、加入期間などによって決まるため、人によって差があります。厚生労働省の資料から、厚生年金と国民年金の平均月額や、受給額ごとの受給権者数を確認してみましょう。
3.1 【厚生年金】平均月額と受給額ごとの受給権者数
〈全体〉平均年金月額:14万6429円
〈男性〉平均年金月額:16万6606円
〈女性〉平均年金月額:10万7200円
※国民年金部分を含む
厚生年金に加入するのは会社員や公務員であり、国民年金(基礎年金)と厚生年金の2つを受け取ることになります。
なお、厚生年金の受給額は、現役時代の収入や加入期間に応じて決まります。