3. 「住民税が非課税」になる年収目安はいくら?

住民税が非課税となる年収の基準は自治体ごとに異なりますが、東京都中央区を例にとって、どのくらいの年収が非課税になるかの目安を見てみましょう。

3.1 ケース1:アルバイトやパートで給与収入が100万円(1月~12月)の方

例えば、給与収入が100万円で他の所得がない場合、給与所得の計算は次のようになります。

100万円(給与収入)-55万円(基礎控除)=45万円(給与所得)

この場合、もし本人が独身で、合計所得金額が45万円以下であれば、住民税は非課税となります。

つまり、扶養家族がいなく、給与収入(源泉徴収票の「支払金額」)が年間100万円以下で、その他の所得がない場合には、住民税が非課税となります。

3.2 ケース2:65歳以上で年金が155万円の方

例えば、年金収入が155万円であれば、次のように計算されます。

155万円(年金収入)-110万円(公的年金等控除)=45万円

この場合も、住民税が非課税となる条件に該当します。

つまり、65歳以上で扶養家族がいない場合、年金収入が年間155万円以下で、他に所得がなければ、住民税は非課税となります。

また、65歳未満の場合、扶養家族がいないときに年金収入が年間105万円以下で、他に所得がない場合も、住民税は非課税となります。