2. 3万円給付の対象である「住民税が非課税」になる条件は?
住民税非課税世帯とは、前年の所得が一定の基準を下回ったため、住民税が課されない世帯のことを指します。
住民税には以下の種類があります。
- 均等割
- 所得割
- 利子割
- 配当割
住民税には、所得に関係なく均等に課税される「均等割」と、所得に応じて課税される「所得割」があります。
また、「利子割」や「配当割」は、利子や配当からの収入に対して課税されます。
住民税が非課税となるのは、主に「均等割と所得割が非課税」となる場合や「所得割のみ非課税」の場合であり、これらの税額は、均等割、所得割、そして令和6年度から新たに加わる森林環境税を含めた総額で徴収されます。
具体的に、東京都中央区で非課税となる条件について確認してみましょう。
ただし、住民税非課税世帯となる条件は自治体ごとに異なるため、詳細についてはお住まいの自治体のウェブサイトを参照してください。
2.1 「均等割」と「所得割」が非課税になる場合の要件を確認
- 生活保護を受けている方
- 障害者・未成年者・寡婦・ひとり親で、前年の合計所得金額が135万円以下(給与所得のみの場合、年収204万4000円未満)の方
- 前年中の合計所得金額が下記で計算した金額以下となる方
同一生計配偶者及び扶養親族がいない場合:45万円
同一生計配偶者又は扶養親族がいる場合:35万円×(本人+被扶養者の人数)+31万円
なお、前年の総所得金額等が下記で計算した金額以下となる方は、所得割が課税されません。
2.2 「所得割」が非課税になる場合の要件を確認
同一生計配偶者及び扶養親族がいない場合:45万円
同一生計配偶者又は扶養親族がいる場合:35万円×(本人+被扶養者の人数)+42万円