2. 年金の「確定申告」は必要になるのか
2025年度は年金支給額が増額となることを確認しましたが、年金受給世帯は確定申告が必要なのでしょうか。それとも、会社員のように自分で手続きをしなくてもいいのでしょうか。
結論、年金受給者は2つの条件を満たす場合、確定申告が不要となります。国が、受給者に代わって税金と社会保険料を天引きしてくれます。
その2つの条件とは、「公的年金等に係る雑所得以外の所得が年間20万円以下」であることと「公的年金などの収入金額が年間400万円以下」であることです。
この2つの条件をどちらも満たす場合、確定申告は不要となります。
公的年金等に係る雑所得以外の所得とは、副業収入や会社からの給与、不動産収入などです。
そのため、自分で事業をする人や会社で働く人、不動産投資をしている人などで、それらの所得が年間20万円以上ある場合は確定申告を自分でおこなう必要があります。