2. 東京都と沖縄県の「人工林面積」を比較すると…
林野庁が公表している「都道府県別森林率・人工林率」によると、東京都と沖縄県を比較して、人工林面積が大きいのは東京都です。
気になる面積は、東京都が3万4925ヘクタール、沖縄県が1万2207ヘクタール（2022年3月31日時点）となっています。
人工林面積が小さい都道府県の順位を見てみると、沖縄県は47都道府県で一番の小ささ。二番目に小さいのは香川県の2万3330ヘクタール、三番目は大阪府の2万8030ヘクタールで、東京都は四番目でした。
沖縄県は600を超える島で構成されていますが、そのうち山があるのは沖縄本島をはじめとする比較的大きな島のみ。そんな地形の特性もあってか、沖縄県は人工林面積のみならず、森林面積も全国で五番目の小ささです。
東京都も森林面積は小さく、大阪府に次いで47都道府県で2番目の小ささとなっています。
ちなみに、人工林面積が一番大きい都道府県は北海道で、面積は145万6447ヘクタール。人工林面積が一番小さい沖縄県とは約120倍もの差があります。
3. 東京都と沖縄県の経済面を比較
ここからは東京都と沖縄県について紹介します。
日本の首都である東京都は、関東地方の南部に位置し、東は千葉県、西は山梨県、南は神奈川県、北は埼玉県にそれぞれ接しています。面積は2188.67平方キロメートル（参考値）で、47都道府県で三番目の小ささ。
2024年1月1日時点の人口は1391万1902人となっており、人口TOP3の地域は以下の通りです（出所：総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」）。
- 世田谷区 91万8141人
- 練馬区 74万1540人
- 大田区 73万3634人
経済面を見てみると、2021年度の都内総生産は名目113兆7000億円。都民所得は80兆7000億円でした。
日本列島の最南西端に位置する沖縄県は、東西約1000キロメートル、南北約400キロメートルに及ぶ海域に点在する島々で構成されています。県面積は2282.11平方キロメートルで、全国47都道府県で東京に次いで三番目の小ささです。
2024年1月1日時点の人口は148万5669人となっており、県の人口TOP3の都市は以下の通り（出所：総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」）。
- 那覇市 31万5485人
- 沖縄市 14万2283人
- うるま市 12万6515人
経済面を見てみると、2022年度の県内総生産は名目4兆4615億円。県民所得は3兆3020億円でした。
いかがでしょうか。今回は東京都と沖縄県の人工林面積について紹介しました。
3.1 調査概要
- 調査日：2024年2月7日
- 調査人数：100人（全国の10歳代～60歳代）
- クロス・マーケティング QiQUMOを利用した調査
参考資料
- クロス・マーケティング QiQUMO
- 林野庁「都道府県別森林率・人工林率」
- 国土地理院「日本の島の数」
- 総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」
- 国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」
- 東京都「都民経済計算年報 令和3年度」
- 沖縄県「令和4年度 県民経済計算」
小野田 裕太
