5. 後悔(その5):途中で投資をやめてしまい、機会損失が大きかった

相場が下落したとき、「これ以上損をしたくない」と積立投資をやめてしまったり、生活費の変化によって、いったん積立を中断し、そのまま再開できずに終わってしまうなど、投資をやめてしまうことはあるでしょう。

新NISAやiDeCoを活用する際、「投資を続けることの大切さ」を理解しているつもりでも、実際に市場が動くと、気持ちが揺らぐことは少なくありません。

投資は感情に流されず、冷静に判断することが成功への第一歩です。今回のポイントを参考にしながら、長期的な視点を持って運用を続けてみてください。

もちろん、生活に影響を及ぼすような無理な投資は避けるべきですが、「どんな局面でも積立を続ける」というスタンスが、長期投資の成功のカギとなります。

もし積立を中断する場合も、完全にやめるのではなく、少額でも継続するという選択肢を持つことが大切です。

6. まとめにかえて

時間をかけても自分に合った投資スタイルの確立を

お金を積み上げる写真

出所:Deemerwha studio/istockphoto.com

新NISAやiDeCoを活用するうえで、

投資を始める際には、「どのようなリスクがあるのか」「どのくらいの期間を見据えるのか」をしっかり理解し、自分に合った運用スタイルを考えておくことが、長期的な資産形成につながります。

また、投資は一度決めたら終わりではなく、市場の変動やライフプランの変化に応じて、適切に見直すことも必要です。短期間の値動きに振り回されず、長期的な視点で資産を成長させていくことが大切です。特に、急な相場の変動で不安を感じても、冷静に判断し、焦らずに投資を継続する姿勢が求められます。

資産形成は時間を味方につけることがカギとなります。

しっかりと計画を立て、自分に合った運用を続けることで、将来の経済的な安心につながるかもしれません。焦らず、自分のペースで続けられる仕組みを作るところから始めてみましょう。

参考資料

三石 由佳