2025年3月10日、帝国データバンクがリリースした「カレーライス物価指数」調査―2025年1月分」によると、カレーライス物価は一食396円となり、前年同月比で79円も上昇していることがわかりました。

1年で20%近く上昇しているカレーライス物価は、10か月連続で上昇し続けており、野菜の高騰が上昇の一因となりそうです。

昨今はカレーライスだけでなく、様々な物の値段が上がっているため、家計への影響も大きいです。特に無職シニア世代の主な収入源は公的年金となるため、貰える年金額が物価上昇に合わせて上がらない限りはより切り詰めて生活をしていかないといけません。

そうならないためにも、毎年届くねんきん定期便にて見込み額を確認し、老後の生活資金準備をしていきましょう。

本記事では、ねんきん定期便の見方とチェックしておきたい11項目について解説していきます。

1. 【必ず確認を】毎年誕生月に届く「ねんきん定期便」とは?

「ねんきん定期便」は、日本年金機構が毎年誕生月(誕生日が1日の場合はその前月)に送付する、公的年金についての重要なお知らせです。

これには、保険料の納付状況や将来受け取る可能性のある年金額など、年金に関する情報が記載されています。

【写真全6枚】1枚目/ねんきん定期便の見本(50歳未満)、2枚目/ねんきん定期便の書式や通知内容1/6

ねんきん定期便の見本(50歳未満)

出所:日本年金機構「大切なお知らせ、「ねんきん定期便」をお届けしています」

また、「ねんきん定期便」は年齢によって送付形式が異なります。

35歳、45歳、59歳の方には封書形式で送られ、それ以外の年齢の方にはハガキ形式で届きます。

また、通知内容も年齢に応じて異なる点があります。  

次章では、「50歳未満(35歳・45歳を除く)」のねんきん定期便の見方について詳しく説明します。

2. 必ず確認したい「ねんきん定期便」の項目:50歳未満(35歳・45歳以外)

ハガキ型のねんきん定期便には、「表面」と「裏面」の両方に年金に関する情報が記載されています。

それでは、表面と裏面それぞれで確認すべき項目について見ていきましょう。

2.1 【表面】ねんきん定期便で必ず確認したい「チェック項目6つ」

ねんきん定期便の表面で必ず確認しておきたい項目は、以下の6つです。

  • a:照会番号:年金に関する問い合わせをする際に使用する番号
  • b:これまでの加入実績に応じた年金額(昨年):昨年お知らせした年金額を表示
  • c:これまでの加入実績に応じた年金額(今年):「ねんきん定期便」の作成時点の年金加入実績に応じて計算した年金額を表示
  • d:国民年金(第1号・第3号)納付状況:納付済の期間や未納、猶予などを記載
  • e:加入区分:加入している年金区分を表示(例 厚生年金保険、厚生年金基金など)
  • f:標準報酬月額・標準賞与額・保険料納付額:厚生年金額を決定するための金額

2.2 【裏面】ねんきん定期便で必ず確認したい「チェック項目5つ」

次に、ねんきん定期便の裏面で必ず確認しておきたい項目は、以下の5つです。

  • h:これまでの保険料納付額(累計額):年金保険料の納付合計額が年金の種類別に表示
  • i:これまでの年金加入期間:年金の種類別に加入期間を表示
  • j:これまでの加入実績に応じた年金額:表面に記載されている「これまでの加入実績に応じた年金額」の内訳
  • k:お客様へのお知らせ:状況に応じて年金に関する個別の情報を表示
  • l:ねんきんネットへのアクセスキー:ネットで年金情報を確認する際に必要なアクセスキー

以上、表面6項目、裏面5項目の合計11項目はしっかり確認しましょう。  

なお、ねんきん定期便に記載された情報は、ねんきんネットからも確認できます。

3. 24時間いつでも確認ができる!「ねんきんネット」とは?

「ねんきんネット」は、公的年金に関する情報の閲覧や各種手続きができる便利なオンラインサービスです。

「ねんきん定期便」は年に1回の送付ですが、ねんきんネットを利用すれば、24時間いつでも年金記録などを確認できます。  

ただし、「ねんきんネット」を利用するには事前登録が必要です。  

先述の「ねんきん定期便」の裏面に記載されている「ねんきんネットへのアクセスキー」を使い、ユーザーIDの発行申込を行うことで、即時にユーザーIDを取得できます。  

また、マイナンバーカードをお持ちの場合は、「マイナポータル」経由でも情報の確認が可能です。

4. まとめにかえて

今回は毎年送られてくるねんきん定期便について、見ておくべきポイントをお伝えしました。

退職後の収入源として、どのくらい年金が貰えるかを把握しておけば、老後の生活イメージが付きやすくなりますよね。

ファイナンシャルプランナーとして働く筆者の元にも、老後の資金が足りるのか不安で相談に来られる方が多いです。

まずは現状を確認してみることから始めましょう。

老後の生活がより豊かに過ごせるよう、出来るだけ早めに準備をしてみてはいかかでしょうか。

参考資料

宗形 佑香里