4. 70歳代の平均貯蓄額は?平均と中央値もチェック

参考までに、金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査(令和5年)」から、70歳代の単身世帯・二人以上世帯の貯蓄額を見ていきます。

4.1 70歳代の単身世帯の貯蓄一覧

70歳代貯蓄額(単身世帯)

70歳代貯蓄額(単身世帯)

出所:J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査 2024年」をもとにLIMO編集部作成

  • 平均:1634万円
  • 中央値:475万円

4.2 70歳代の二人以上世帯の貯蓄一覧

70歳代貯蓄額(二人以上世帯)

70歳代貯蓄額(二人以上世帯)

出所:J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査 2024年」をもとにLIMO編集部作成

続いて、二人以上世帯における貯蓄額です。

  • 平均:1757万円
  • 中央値:700万円

平均額や3000万円以上の割合を見ると、比較的貯蓄額に余裕がある世帯も多いようです。

しかし、「金融資産非保有」は単身世帯で27.0%、二人以上世帯で19.2%にのぼり、苦しい生活を送る世帯も多いでしょう。

5. まとめにかえて

本記事では、現在政府が行っている給付金の内容と、その対象となる住民税非課税世帯の要件や年収目安などを確認しました。

また、年代別の住民税非課税世帯の割合も確認し、高齢者層の住民税非課税世帯の割合が高い傾向にあることがわかりました。

年金収入は現役時代の半分以下となるでしょう。老後、住民税非課税世帯となる可能性もあります。

こうした現状を踏まえ、将来訪れる年金生活に向けて、老後資金を確保しておくなどの対策を検討しておきましょう。