3. 退職金が3000万円を超えていた時代も
2000万円以上の退職金をもらえるのはうらやましいと感じる方も多いと思いますが、実は20~30年前に比べると大幅に減少しています。
平成11年(1999年)のデータを見てみましょう。
3.1 常勤職員の退職金(退職理由別)
- 定年:2658万2000円
- 勧奨:2951万7000円
- 自己都合:238万8000円
3.2 うち行政職俸給表(一)適用者の退職金(退職理由別)
- 定年:2693万8000円
- 勧奨:3080万3000円
- 自己都合:324万2000円
25年前の平均支給額を見ると、現在より500万円以上多いことがわかります。
今でこそ2000万円以上を受け取れる公務員はうらやましいと言われることがありますが、長期的に見ると退職金の支給額は減少しています。
退職金制度の廃止を検討する企業もある中、将来的に国家公務員の退職金制度にも変化がある可能性もあるでしょう。