3.2 厚生年金の平均年金月額
- 〈全体〉平均年金月額:14万6429円
- 〈男性〉平均年金月額:16万6606円
- 〈女性〉平均年金月額:10万7200円
※国民年金部分を含む
厚生年金の平均月額は14万6429円ですが、男性と女性で約6万円の差が見られます。
また、グラフを見ると1万円未満~30万円以上と、受給額の差が大きいことがわかります。
厚生年金は現役時代の年金加入期間と、給与・賞与などの報酬額に応じて決定する保険料が年金額に影響することを理解しておきましょう。
4. まとめにかえて
本記事では、増額改定された2025年度の年金額と、現シニア世代の年金受給額を確認しました。
公的年金に対する不安の声は少なくありませんが、制度を維持するために調整や改正が行われています。
2025年度の年金額は1.9%増額となりますが、前年の物価変動率は2.7%。年金制度の支え手となる現役世代の負担を考慮した改定ルールにより、改定率は物価変動率を下回るのです。
つまり、増額改定となりますが実質的には目減りとなります。
年金制度のこうした仕組みを理解しておくと、より適切な老後対策を進められるでしょう。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
元銀行員/一種外務員資格(証券外務員一種)/LIMOマネー編集部金融ライター
一種外務員資格(証券外務員一種)。大学卒業後、株式会社三菱UFJ銀行にて後方事務や法人営業部門のアシスタント事務を経験。その後、三井住友信託銀行に転職し、資産運用アドバイザー業務に約10年間従事。
15年以上にわたり金融機関に在籍し、現役世代からシニア層、富裕層まで延べ1000名以上の個人顧客に対し、資産運用コンサルティングや承継対策を提案。表彰歴多数。現在は、株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア『LIMO(リーモ)』、専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』にて企画・執筆・編集・監修を幅広く担当。
15年以上の金融機関キャリアに加え、自身も20年以上の投資経験(投資信託・株式・FX・金など)を持つ。金融のプロ・現役投資家・生活者(出産・育児経験)の3つの視点から、年金制度の仕組み、社会保障、NISAや住宅ローン、相続まで分かりやすく解説。Yahoo!ニュース経済カテゴリでアクセスランキング1位を多数獲得。【2026年6月29日更新】