7. 年金を増やすための対策を考えよう
本記事では、国民年金と厚生年金の平均月額とともに2025年度の年金額についても紹介していきました。
できれば年金は「月20万円以上」ほしいという方もいると思いますが、厚生年金を20万円以上受け取れている方は約16%となっており、約8割は20万円未満です。
そのため、公的年金を増やす方法を考えたり、自身で私的年金に加入して、老後に受け取る年金を手厚くする工夫が必要です。
公的年金を増やすだけでも、国民年金のみであれば厚生年金に加入する働き方を検討したり、厚生年金であれば収入を増やす方法を考えたり(上限があります)、また繰下げ受給といった制度もありますので、情報収集をしてご自身に合った対策を考えるとよいでしょう。
また、今は新NISAやiDeCoなど税制優遇がある制度もあります。そのため、資産運用も老後生活を送る上でも必要な選択肢となりそうですね。
いずれもメリット・デメリットやリスクがありますので、最適な方法を考えてみましょう。
参考資料
- 厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 日本年金機構「年金の繰下げ受給」
- 日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」
- 厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします ~年金額は前年度から 1.9%の引上げです」~
山本 大樹