障子のデザインに宿る伝統の知恵。雪や月を楽しむための工夫が、X上で話題となっています。投稿したのは、Xユーザーの大西里枝 扇子屋女将さん(@RieOhnishi)です。
当ポストには2025年2月1日時点で10万件を超えるいいねが集まり、「昔の人は粋だなぁ」「あぁなんて情緒的…!」といった多くのコメントが寄せられています。
記事の内容にちなんで、京都の観光消費額についても紹介していますので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
※記事内の画像は【写真2枚】をご参照ください。
※今回ご紹介するポストは、投稿者様の掲載許可を頂いております。
1. 下側がガラスで作られた障子の目的とは…
「下側がガラスになっているのが雪見障子。上側になると月見障子とよびます。ネーミングセンスよすぎるから好き」というコメントとともに投稿された写真。そこには部屋から雪を眺めることができる雪見障子が写っていました。
こちらは、大西さんが経営している京都の扇子屋の奥座敷で撮影したものだとか。なんと150年くらい前の建物で、かつての当主が居住していた空間だったため、一番豪華なつくりになっているそうです。
大西さんは、障子の名前を知った時の心境について、「自然の美しさを生活に取り込むという風習も素敵ですが、雪や月を楽しんでいたであろう先祖の姿が浮かび上がり、いとおしい気持ちになりました」と明かしてくれました。