3. もともと「海育ちで海が好きだった」という
生物学者として活躍されるShunsuke Yaguchiさんに、ウニの研究を始めた経緯をうかがうと「もともとは学問として生物学をすすめるうえでは何の動物でも良かったのですが、もともと海育ちで海が好きだったため、海の生き物を対象に選びました」と教えてくれました。
ウニの魅力については「進化的には意外に我々ヒトに近いこと、卵と精子を目の前で扱うことができて受精を人工的にコントロールできること、血が出ない生き物であることなどですね」と話します。
続けて「実験する上で、端から端まで自分の手の届く範囲で全てまかなえる点も、実験生物学者としては魅力の一つです」と、生物学におけるウニの魅力をたくさん教えてくれました。
バフンウニとムラサキウニがクチ同士を合わせて。。。
— Shunsuke Yaguchi (@urchin_lab) January 20, 2025
こういう場合は仲が良いわけじゃなく、大抵弱った側が食べられてる事が多いのですが、剥がしてみると今回は間に入った昆布をお互い食べてただけみたいです pic.twitter.com/RrXaxMjrkP
4. 生鮮魚介の消費金額がもっとも高い都市は「大阪市」
大きな話題となった「ウニの行動」に関連し、ここからは「生鮮魚介」の消費金額が多い都市を紹介します。
総務省統計局「家計調査(二人以上の世帯)品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング(2021年(令和3年)~2023年(令和5年)平均)」によると、生鮮魚介の平均消費金額(1年間)が最も高かったのは「大阪市」で、4万8080円となっています。次いで「富山市」の4万7866円、「東京都区部」の4万6577円がランクイン。
全国平均は4万1287円で、最も消費額が少ない都市は那覇市の2万8159円でした。いかがでしょうか。今回は、Xで話題になっている「一緒に昆布を食べる仲良しなウニ」を紹介しました。
投稿主の「@urchin_lab」さんは、今回ご紹介した写真のほかにも、Xで研究に関するポストのほか、グルメや日常に関する投稿もされています。気になる方はぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
参考資料
小野田 裕太