終わらぬ物価高に不安はつもるもの。現役時代に「できるだけ貯蓄を増やしたい」と、預貯金だけでなく資産運用を検討される方も多いでしょう。
2024年から新NISAが始まったことにより、世間でも将来のお金についての関心が高まっています。これまで投資とは無縁であった方も、最近NISAやiDeCoなど資産運用を始める方が増えています。
ファイナンシャルアドバイザーである筆者も資産運用についてのご質問を多くいただきますが、運用の目的としては、「老後の不安を解消するため」や「将来ゆとりある老後を迎えたい」という声が多いです。
老後資金については資産形成をすることも大切ですが、同時に重要なのが「将来の年金受給予定額を把握する」ことです。
老後の収入の柱である公的年金は、事前に受給予定額を把握することで老後資金に対してさまざまな用意をすることもできます。
老後の収入源となると「月20万円はもらいたい」と考える方もいると思いますが、実際には20万円以上受給している方は多くありません。
今回は日本の年金制度や受給額について確認していきましょう。