【厚生年金】大卒から65歳まで年収400万円なら老後の年金はいくら？意外と知らない平均受給額とは【最新の一覧表あり】厚生年金で月15万円以上もらえる人は何％？受給額のリアルをチェック！

近年、日本も本格的なインフレ社会に突入し、お金に対する不安はますます高まっています。

その影響もあってか、特に「老後資金」が気になるという人もいるのではないでしょうか。

老後の生活資金の柱といえば「年金」ですよね。年金制度は働き方や所得によって受給額が大きく異なる仕組みです。

みなさんは、ご自身がどれくらい年金を受け取れるか、きちんと把握していますか？

「知らなかった…」では済まされないのが年金の現実。

受給額が少なくて老後の生活が厳しくなる前に、年金制度の基礎をしっかり理解しておくことが大切です。

そこで今回は、年金制度の基本と、今からできる老後資金の準備方法についてわかりやすく解説します。

1. 【公的年金】厚生年金の年金額をシミュレーション

日本の公的年金制度は、「1階：国民年金（基礎年金）」と「2階：厚生年金」の2階建ての構造となっています。

現役時代に厚生年金に加入して働いていた人は、老後に国民年金（基礎年金）の受給に加え、厚生年金も受け取ることができます。

【写真全7枚1枚目】公的年金の仕組みとは？　2枚目以降で、厚生年金の計算式や【厚生年金】年金月額階級ごとの受給権者数を確認する

現役時代に厚生年金に加入して働いていた人は、老後に国民年金（基礎年金）と合わせて厚生年金を受け取ることができます。

国民年金は保険料納付済期間に基づき、厚生年金は給与や賞与などの報酬に応じて決まる保険料や年金加入期間を元に計算されます。※詳細な計算式については、次章で解説します。

それでは、老後に受け取る公的年金（国民年金＋厚生年金）がどれくらいになるのか、以下のケースでシミュレーションしてみましょう。