2. 「人口100万人以上の市」の面積を比較すると…
国土地理院が公表している「全国都道府県市区町村別面積調」によると、面積が一番小さい「人口100万人以上の市」は、神奈川県川崎市です。気になる大きさは、142.96平方キロメートルとなっています。
47都道府県中5番目に面積が小さい神奈川県。そんな神奈川県の北東部に位置する川崎市は、1924年に3つの町が合併し、現在の市域となりました。1972年には政令指定都市に移行し、神奈川県では横浜市に次いで人口の多い大都市です。
川崎市に次いで二番目に面積が小さいのは、さいたま市の217.43平方キロメートル。三番目が大阪市の225.34平方キロメートル、四番目が名古屋市の326.46平方キロメートルでした。
ちなみに、人口100万人以上の市の中で面積が一番大きいのは、北海道札幌市の1121.26平方キロメートル。札幌市と川崎市では面積に約8倍もの差があります。
3. 神奈川県の県内総生産は名目35兆2878億円
ここからは川崎市を有する神奈川県について紹介します。
首都圏の一角に位置する神奈川県は、北は東京都、東は東京湾、南は相模湾、西は山梨県、静岡県に隣接。面積は2415.86平方キロメートルで、全国47都道府県中5番目の小ささです。
一方、人口は東京に次いで全国2位の規模で、2024年1月1日時点の人口は920万8688人。県は16の市と13の町、1の村で構成されており、人口TOP5の都市は以下の通りです(出所:総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」)。
- 横浜市 375万2969人
- 川崎市 152万9136人
- 相模原市 71万7861人
- 藤沢市 44万5172人
- 横須賀市 38万3488人
経済面を見てみると、2021年度の県内総生産は名目35兆2878億円。一人当たりの県民所得は319万9000円でした。
いかがでしょうか。今回は面積が一番小さい「人口100万人以上の市」について紹介しました。
3.1 調査概要
- 調査日:2024年1月14日
- 調査人数:100人(全国の10歳代~60歳代)
- クロス・マーケティング QiQUMOを利用した調査
参考資料
- クロス・マーケティング QiQUMO
- 国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」
- 川崎市「川崎市プロフィール」
- 総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」
- 神奈川県「令和3(2021)年度神奈川県県民経済計算の概要」
小野田 裕太