金融経済教育推進機構による「家計の金融行動に関する世論調査(2024年)」が、2024年12月に公表されました。
本調査の目的は「家計の資産・負債や生活設計などの状況を把握し、これらの公表を通じて金融に関する知識や判断力
を身につけることの大切さを広報すること」「家計行動分析のための調査データを提供すること」とされており、世帯別の貯蓄事情を詳しく知ることができます。
今回は70歳代の二人以上世帯に視点をあてて、その貯蓄の平均や「2000万円以上を保有する割合」について見ていきましょう。
記事の後半では、70歳代が受給する年金額についても見ていきます。
1. 【最新データ】70歳代・二人以上世帯で「貯蓄2000万円以上」の割合は?
今回は70歳代・二人以上世帯の貯蓄について、12月に公開された資料をもとに見ていきましょう。
1.1 70歳代・二人以上世帯「貯蓄2000万円以上」の割合
- 27.9%
1.2 70歳代・二人以上世帯「貯蓄額」平均と中央値
- 平均:1923万円
- 中央値:800万円