寒い日が続き、春が待ち遠しい季節。とくに日陰の庭は気温が上がりにくく、寒い季節は花が少なくなりがちですよね。
「寒い季節の日陰でも花を咲かせてくれる植物が知りたい」「植えっぱなしで毎年花が楽しめる植物を植えたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、日陰で早春に花を咲かせる、寒さに強い多年草や球根植物を6つ、参考価格とともにご紹介します。どれも一度植えれば、植えっぱなしで毎年花を楽しめるものばかりですよ。
1. この記事でご紹介する日陰と寒さに強い早春の花
【画像1枚目/全8枚】2枚目以降では、日陰と寒さに強い植物をご紹介します1/8
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- クリスマスローズ[常緑多年草]
- ヒマラヤユキノシタ[常緑多年草]
- ハナニラ[球根植物]
- スノードロップ[球根植物]
- ユキワリソウ(ミスミソウ)[常緑多年草]
- フクジュソウ[落葉多年草(夏に落葉)]
記事の最後では「日なた・日陰・半日陰・明るい日陰の違い」についても、わかりやすくお伝えします。
2. 日陰と寒さに強い〈多年草・球根植物〉3選
2.1 クリスマスローズ[常緑多年草]
寒い季節の日陰の定番植物「クリスマスローズ」2/8
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冬から早春にかけて、上品で美しい花をうつむき加減に咲かせるクリスマスローズ。咲く花がほとんどない冬の日陰で毎年花を咲かせてくれる、ありがたい存在です。
花色や花形が無数にあるので、苗を選ぶのも楽しい時間。複数の色の苗を組み合わせて植えると、冬でもカラフルなお庭になります。シックな花色が多く、ひと苗植えるだけでもおしゃれですよ。
午前中に2~3時間だけ日の当たる場所が生育に適しています。暑さに弱いので、風通しのよい場所に植えましょう。花期の前後に化成肥料を与え、開花中はときどき花がら摘みをすると、花つきがよくなります。
※参考価格:400円~1700円前後(3号ポット苗)
2.2 ヒマラヤユキノシタ[常緑多年草]
集まって咲く愛らしい小花が魅力の「ヒマラヤユキノシタ」3/8
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早春から春にかけて花穂を伸ばし、白や赤、ピンクの小花が集まって咲くヒマラヤユキノシタ。寒さが残る季節の日陰を、優しく彩ってくれる多年草です。
地面近くに広がる、肉厚の大きな葉も存在感バツグン。常緑なので、グランドカバーとしても楽しめますよ。
半日陰で元気に育ちます。暑さにはあまり強くないので、風通しのよい半日陰に植えましょう。乾燥に強く、ロックガーデンにもおすすめです。
※参考価格:500円~1000円前後(3号ポット苗)
2.3 ハナニラ[球根植物]
淡い花色と清楚な雰囲気が素敵な「ハナニラ」4/8
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ハナニラは早春から春に、星のような形に見える清楚な花を咲かせます。名前の由来は、葉をちぎるとニラのような香りがするから。しかし観賞用なので、ニラと間違えて食べないように注意しましょう。
花色は白や淡青色が定番ですが、中にはピンクや黄色などの花が咲く品種もあります。淡い花色と可憐な雰囲気で、ナチュラルガーデンにぴったりの球根植物です。
半日陰から日なたで元気に育ちます。乾燥に強く、丈夫で手のかからない植物なので、初心者の方やお忙しい方にもおすすめです。
※参考価格:500円~1000円前後(球根5~10球)
3. 落葉樹の下が最適!寒さに強い〈多年草・球根植物〉3選
これからご紹介する3つの植物は、夏から秋は日陰になり、開花期である冬から春にかけて日なたになる、落葉樹の下のような場所が生育に適しています。
お庭に背の高い落葉樹がない場合は鉢植えにして、休眠期は日陰に、開花期は日なたに移動すると元気に育ちます。
成長がゆっくりな植物ばかりなので、鉢植えでも植え替えは数年に一度で大丈夫です。
3.1 スノードロップ[球根植物]
雪の雫のような小花が愛らしい「スノードロップ」5/8
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「雪の雫」「雪の花」など素敵な別名もあるスノードロップ。その名の通り、うつむいて咲く白い小花が愛らしい球根植物です。早春に咲き、春を告げてくれるお花です。
可憐な雰囲気で、ナチュラルガーデンにおすすめ。環境が合えばほとんど手がかからず、植えっぱなしで楽しめます。
スノードロップには毒があるので、小さなお子さんやペットがいるご家庭では注意してください。
※参考価格:400円~850円前後(3号ポット苗)
3.2 ユキワリソウ(ミスミソウ)[常緑多年草]
楚々とした美しさが魅力の「ユキワリソウ」6/8
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冬の終わりから早春にかけて、楚々とした美しい花を咲かせるユキワリソウ。ファンが多く、花形・花色のバリエーションも豊富な多年草です。
控えめな雰囲気で、和洋問わずどんな雰囲気の庭にも自然となじみます。雪の下でも緑の葉をつけているたくましさも魅力です。
直射日光の当たらない風通しのよい場所に植えましょう。暑さに弱いので、寒冷地向きの植物です。暖地では鉢植えで育てて、夏は風通しのよい日陰の軒下などで管理すると育てやすくなります。
※参考価格:300円~900円前後(3号ポット苗)
3.3 フクジュソウ[落葉多年草(夏に落葉)]
鮮やかな黄色い花でお庭が明るくなる「フクジュソウ」7/8
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冬から早春にかけて鮮やかな黄色い花を咲かせ、日陰の庭を明るく彩ってくれるフクジュソウ。縁起のよい名前なので園芸店ではお正月から出回ることもありますが、地植えでは梅の開花と同じくらいの季節に花が咲きます。
和風やモダンな雰囲気のお庭がよく似合うお花です。細かな切れ込みのある葉もおしゃれですが、夏前には葉を落として休眠するため、冬に葉を落とす多年草と組み合わせて植えるのがおすすめです。
冬のはじめと花後に、固形肥料を適量与えると花つきがよくなります。高温多湿が苦手なので、風通しのよい場所で育てましょう。
※参考価格:600円~1000円前後(3号ポット苗)
4. 「日陰だからこそ楽しめる植物」植えてみませんか?
日陰で早春に花を咲かせる、寒さに強い多年草や球根植物を6つご紹介しました。植えてみたい植物はありましたか?
今回ご紹介した植物は、直射日光や高温多湿が苦手な「日陰だからこそ楽しめる植物」たちです。
日陰のお庭でもあきらめず、寒い季節でも花が楽しめる素敵なシェードガーデンをつくってみませんか?
5. ガーデニング豆知識】日なた、日陰、半日陰、明るい日陰とは?
日なた・日陰・半日陰・明るい日陰の違い8/8
出所:LIMO編集部作成
さいごに、日なた、日陰、半日陰、明るい日陰の違いも整理しておきましょう。
- 日なた:1日中よく日光が当たる場所。または、日陰になる時間が1日2~3時間程度。
- 半日陰:半日程度(1日3~6時間程度)日が当たる場所。または、日なたの木の下など、木漏れ日がさす場所。
- 明るい日陰:1日を通して直射日光はほとんど当たらないが、外壁や窓などの反射光で、ある程度の明るさがある場所。または、1日1~2時間程度日が当たる場所。
- 日陰:1日を通して日光がほとんど当たらない場所。
「日陰で生育する」と言われている植物の多くは「半日陰」や「明るい日陰」を好みます。完全な「日陰」で生育できる植物もありますが、「日陰」では花つきが悪くなる可能性が高いです。可能であれば、少しでも明るい場所や、1日1~2時間でも日光が当たる場所を選んで植え付けると、育てやすくなりますよ。
鈴森 真樹