次の年金支給日は2月14日！【年金一覧表】60歳～90歳以上「厚生年金・国民年金」平均月額はいくらか 2025年度の年金額は1.9％引き上げへ

続いて、シニア全体の国民年金の平均年金月額は以下のとおりとなりました。

国民年金の平均額（全年齢）

平均月額は5万円台で、男女による差はほぼ見られません。

個人差については、以下のように分布しています。

多くの人が、満額に近い「6万円以上～7万円未満」の範囲に収まっていることが確認できます。

5. 2025年度の年金額は1.9％引き上げ《年金額の例》

冒頭で申し上げたとおり、2025年度の年金額は2024年度から1.9％の増額が決定しました。

厚生労働省より発表された2025年度の年金額の例は次のとおり。

2025年度「年金額の例」

※1昭和31年4月1日以前生まれの方の老齢基礎年金（満額１人分）は、月額6万9108円（対前年度比＋1300円）です。

※2男性の平均的な収入（平均標準報酬（賞与含む月額換算）45万5000円）で40年間就業した場合に受け取り始める年金（老齢厚生年金と2人分の老齢基礎年金（満額））の給付水準です。

厚生年金はモデルケースとなります。23万2784円のうち、13万8616円は夫婦2人分の国民年金（満額）です。残りの9万4168円は夫の厚生年金。夫1人分の年金額は、16万3476円となります。

たとえば、夫婦ともに40年間、平均標準報酬（賞与含む月額換算）45万5000円で会社員として働いた場合、16万3476円×2人＝32万6952円に。夫婦の働き方により、年金額が大きく異なることがわかりますね。

本記事では、老齢年金を受給している人たちの年金受給額と2025年度の年金額例を確認してきました。

老後に向けた資産形成の参考にしてみてください。

資産形成の方法として注目されているのがNISAやiDeCo。年金だけに頼らない、自助努力による準備が求めているいま、老後に向けて自ら考え、行動していく必要があります。

いざ老後を迎えてから困らないようにするためにも、今この瞬間から一歩踏み出していくことが重要ですね。

荻野樹