【厚生年金・国民年金の早見表】60歳代・70歳代・80歳代・90歳以上まで！老齢年金の平均月額はいくら？一覧表でチェック最新厚労省データから国民年金と厚生年金の「個人差」を見る

3. 【年金一覧表】「厚生年金」60歳代から80歳代までの平均月額は？

続いて、「厚生年金」の平均月額を確認していきましょう。

厚生年金保険には会社員や公務員、特定適用事業所（※）で一定の条件を満たして働くパート・アルバイトの人などが加入します。

※特定事業所：1年のうち6カ月以上、適用事業所の厚生年金保険の被保険者（短時間労働者は含まない、共済組合員を含む）の総数が51人以上となることが見込まれる企業等

下記の一覧表には厚生年金の平均月額には国民年金（基礎年金）も含まれています。これは、厚生年金は国民年金に上乗せして加入するためです。

60歳代の厚生年金額

70歳代の厚生年金額

80歳代の厚生年金額

90歳以上の厚生年金額

※65歳未満の厚生年金保険（第1号）の受給権者は、特別支給の老齢厚生年金の定額部分の支給開始年齢の引上げにより、主に定額部分のない、報酬比例部分のみの者

この平均年金月額を見ると、国民年金と厚生年金の間には、約3倍もの差があります。

これは、厚生年金が「報酬比例」の仕組みを採用しているため、上限はあるものの、基本的には収入が高いほど受給額が増えるからです。

加入期間の長さや退職後の再雇用、ボーナスや手当なども要因となって、厚生年金では個人の年金額に大きな差が生じます。

では、国民年金と厚生年金における受給額の個人差はどれくらいあるのか、具体的なデータをもとに詳しく見ていきましょう。