3. 【一覧表】年金生活者支援給付金とは?平均給付月額もチェック
2019年以降、年金収入やその他の所得が低い方を対象に、年金生活者支援給付金が支給されています。
厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、年金生活者支援給付金の平均給付月額は下記のとおりです。
- 老齢年金生活者支援給付金:4014円
- 補足的老齢年金生活者支援給付金:2116円
- 障害年金生活者支援給付金:5555円
- 遺族年金生活者支援給付金:5057円
また、年齢別にみた「老齢年金生活者支援給付金」の平均給付金額は以下のとおりです。
- 70歳未満:4691円
- 70~74歳:4187円
- 75~79歳:3930円
- 80~84歳:3835円
- 85~89歳:3883円
- 90歳以上:3952円
年金収入が少ない方々に対する給付金は確かに存在しますが、それでも十分な生活資金を補うには限界があります。
そのため、老後に備えるためには、個人での積極的な準備が今後ますます重要になってくるでしょう。
現役時のうちから、貯蓄や投資、年金以外の収入源を確保し、安心して生活できるように準備を進めることが求められます。
4. まとめにかえて
今回は「年金」についてじっくり掘り下げてみました。実際の受給額を知ると、老後の生活が少しリアルにイメージできたのではないでしょうか。
とはいえ、「年金だけで本当に生活できるの?」と不安に感じた方も多いはず。そこで検討したいのが、NISAやiDeCoなどの資産運用制度。最近は初心者でも投資をしやすい環境が整ってきています。
ただ、預金とは違ってリスクもあるので、まずは自分に合うかどうか、しっかり情報収集してから始めるのが大事です。
「知らなかった…」と後悔しないためにも、今のうちにできることから始めてみませんか。