2. 4つの都府県の「可住地面積割合」を比較すると…
統計局が公表した「統計でみる都道府県のすがた2024」によると、日本で一番「可住地面積割合」が高い都道府県は、大阪府です。気になる可住地面積割合は、70.0%となっています。
大阪府の総面積は1905平方キロメートルで、全国47都道府県中2位の小ささ。そのうち、森林面積割合は29.9%で全国1位の低さとなっています。
大阪府に次いで二番目に可住地面積割合が高いのは、埼玉県、千葉県が同率で68.5%。四番目は東京都の64.8%でした。千葉県、埼玉県は、森林面積割合でも大阪府に次いで全国2位、3位の低さとなっています。
ちなみに、全国の可住地面積割合は33.0%で、一番可住地面積割合が低いのは高知県の16.3%でした。
3. 大阪府の府内総生産は41兆3204億円
ここからは日本で一番「可住地面積割合」が高い大阪府について紹介します。
大阪府は近畿地方の中部に位置し、 兵庫県、京都府、奈良県、和歌山県に隣接しています。府面積は香川県に次いで全国で二番目の小ささですが、人口は東京都、神奈川県に次いで全国3位の規模。2024年1月1日時点の人口は877万5708人となっています。
府内には43の市町村があり、人口TOP3の都市は以下の通り(出所:総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」)。大阪市と堺市は政令指定都市に指定されています。
- 大阪市 275万7642人
- 堺市 81万7041人
- 東大阪市 47万8539人
経済面を見てみると、2021年度の府内総生産は名目41兆3204億円。府民所得は26兆8693億円でした。
いかがでしょうか。今回は日本で一番「可住地面積割合」が高い都道府県について紹介しました。
3.1 調査概要
- 調査日:2024年1月6日
- 調査人数:100人(全国の10歳代~60歳代)
- クロス・マーケティング QiQUMOを利用した調査
参考資料
- クロス・マーケティング QiQUMO
- 総務省統計局 統計データFAQ「01A-Q03 日本国土に占める可住地面積の割合」
- 総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」
- 統計局「統計でみる都道府県のすがた2024」を参考に筆者作成
- 大阪府「大阪府民経済計算」
小野田 裕太