3. 2014年にパンの支出金額が米の支出額を上回る!パンの年間消費額は年々増加傾向

日本人の主食と言えば、お米、パン、麺類が挙げられます。

中でも、米とパンは代表的な主食と言えるでしょう。

総務省が毎年行っている「家計調査」のデータによると、2014年に米に対する1世帯当たり年間消費支出額が2万5108円であったのに対して、パンに対する支出額が2万9210円となり、パンの消費支がお米のそれを上回りました。

最新の2023年のデータでは、米の年間消費支出額は2万397円、パンは3万3874円と、1万円以上の差がある状況になっています。

3.1 「パン」年間消費支出額(出所:総務省「家計調査」2人以上の世帯)

  • 2014年:2万9210円
  • 2015年:3万507円
  • 2016年:3万294円
  • 2017年:2万9957円
  • 2018年:3万554円
  • 2019年:3万2164円
  • 2020年:3万1456円
  • 2021年:3万1353円
  • 2022年:3万2497円
  • 2023年:3万3874円

3.2 「米」年間消費支出額(出所:総務省「家計調査」2人以上の世帯)

  • 2014年:2万5108円
  • 2015年:2万2981円
  • 2016年:2万3522円
  • 2017年:2万3681円
  • 2018年:2万4314円
  • 2019年:2万3212円
  • 2020年:2万3920円
  • 2021年:2万1862円
  • 2022年:1万9825円
  • 2023年:2万397円

また、上記は「消費支出額」であり「消費量」ではないということに注意してご覧ください。

さらに、パンの支出額の中でも「食パン」と「他のパン」を比較してみると、2023年のデータでは食パンが1万570円、他のパンが2万3305円となっています。

2023年のパンの消費支出額のうち、食パンが約30%、他のパンが約70%という割合になっていることがわかりました。

いかがでしたでしょうか。

パンの種類も多種多様になり、消費額も年々増えつつあるパン。

これからも、たくさんのパンを口でも、目でも味わっていきたいですね。

参考資料

長島 迪子