いまから始める！【新NISA】積立投資「月3万円×30年間」のシミュレーション！運用成果は…？あらためて知っておきたい新NISAのポイント

2. 【シミュレーション】新NISAを利用して「月3万円・30年間」で積立投資

新NISAに興味を持っているものの、投資や資産運用に対してリスクを感じる人も少なくないでしょう。

預貯金とは異なり、投資にはリスクが伴うため、この不安は理解できます。

また、運用益がどのように得られるのかイメージしにくいと感じる人もいるでしょう。

特に積立投資の場合、個別株を売買するのとは異なり、どのように利益が出るのか分かりにくいかもしれません。

そこで、本章では「毎月3万円」を積み立て、「年率3％で30年間運用できた場合」のシミュレーションを行い、資産がどのように増えていくのかを確認してみました。

積立投資「月3万円・年率3％・30年間」の運用成果

出所：LIMO編集部作成

出所：LIMO編集部作成

元本・運用収益：総額

毎月3万円を20年間積み立てた場合、元本は720万円となり、これを年率3％で運用すると、総額は984万9060円になります。

もし30年間で運用を続けると、元本1080万円が1748万2107円に増えます。

運用期間が20年間であれば、約264万円の運用益が得られ、30年間だと約668万円の運用益が発生します。

通常の課税口座（一般口座・特定口座）では、この運用益に約20％の税金がかかりますが、NISA口座を利用すると、この運用益が非課税となり、税金を気にせず利益を得られる点がNISAの大きな魅力です。

ただし、投資信託などの利回りは、事前に保証されているわけではないため、積立投資枠や成長投資枠を利用する際には、あくまで「投資」であることを忘れないようにしましょう。

metamorworks/shutterstock.com

今回は新NISA制度について深掘りをしていきました。新NISA制度は運用で得た利益に対して本来課税される20.315%の税金が非課税になる制度です。ご自身の運用目的に合っている場合は是非活用したい制度ですね。

ただし、税制優遇制度はNISAだけではありません。仕組みは異なりますがiDeCo（イデコ）も税金面の優遇が大きなメリットとなる制度です。個人年金保険では生命保険料控除により課税額を抑えられます。

このように、運用するにあたり活用できる制度や金融商品はさまざまあります。

どのような目的をもって運用したいのか、運用するにあたりNISAが最適なのか、などご自身の資産形成における目的に合った方法をみつけましょう。

立野力