日本はインフレに突入して、物価が上がっているのを感じますよね。
私もFPとしてお客様と接していると、老後資金への不安が増しているなと実感しています。
そんな中、注目されているのが資産運用。特に「新NISA」が注目されています。周りでもNISAを始めた人が増えてきているのではないでしょうか。
今回は、そんな新NISAについてしっかり解説します。
さらに、実際にどんな結果が出るのかシミュレーションもしてみたので、ぜひ参考にしてみてください。
1. 【2年目突入の新NISA】NISA(ニーサ)の基本を整理しよう
NISA(少額投資非課税制度)は、2014年にスタートした少額からの投資を後押しするための税制優遇制度です。2024年には制度が大きく改正され、「新しいNISA(新NISA)」としてさらに充実した内容に生まれ変わりました。
NISAの最大の特徴は、投資で得た利益が非課税になることです。
通常の証券口座(特定口座や一般口座)を使って運用すると、利益に対して20.315%(所得税15.315%、住民税5%)の税金がかかります。しかし、NISA口座を利用すれば、この税金がかかりません。
NISA口座は一人1口座しか開設できませんが、金融機関を変更することは年単位で可能です。このルールは、従来のNISAと「新NISA」の両方に共通しています。
今回は2年目に入った「新NISA」について、その基本的な仕組みや特徴を整理してみましょう。