5. 厚生労働省の統計に見る、子育て世帯の平均的な貯蓄と負債額は?
また、厚生労働省「2022(令和4)年 国民生活基礎調査の概況」によると、児童※がいる世帯の平均的な貯蓄額と負債額は以下の通りでした(※18歳未満の未婚のもの)。
5.1 児童がいる世帯の平均的な貯蓄額と負債額
- 平均貯蓄額:約1029万円
- 平均借入額:約1185万円
6. 少子化対策の実現が求められる
今回ご紹介した結果はあくまでも平均であり、実際には家庭差が大きくなっています。
お子さんの年齢やご家庭の状況によっても、働き方や家庭収支などは変わるものでしょう。
夫婦共働き世帯であれば、世帯年収が800万円以上になるケースも多いと思われますが、そもそも結婚や出産に対する意欲が低下しているのが現状です。
学費の補助や子育て世代の減税など、さらなる少子化対策の実現が求められています。
参考資料
LIMO編集部
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LIMO編集部は、経済や金融、資産運用等をテーマとし、金融機関勤務経験者の編集者が中心となり、情報発信を行っています。またメディア経験者の編集者がキャリア、トラベル、SDGs、ショッピング、SNSなどについて話題となっているニュースの背景を解説しています。当編集部はファンドマネージャーや証券アナリスト、証券会社・メガバンク・信託銀行にて資産運用アドバイザー、調査会社アナリスト、ファッション誌編集長、地方自治体職員等の経験者で構成されています。編集スタッフの金融機関勤務経験年数は延べ49年(589か月)で、メンバーが勤務していた金融機関は、野村證券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、日興証券、三菱UFJ銀行、三井住友信託銀行、日本生命、フィデリティ投信などがある。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)、第一種外務員(証券外務員一種)、FP2級、AFP等の資格保有者が複数在籍。生保関連業務経験者は過去に保険募集人資格を保有。株式会社モニクルリサーチが運営(最新更新日:2024年9月30日)。