賃貸の住まい探し繁忙期は1~3月で、特に4月の入学や入社、転勤などに向けて2~3月から物件を探し始める人が多いと言われています。

しかし、初めて住まいを探す人にとって、住まい探しで何を重視するべきか、妥協したほうが良いポイントは何か、どこから手を付けたら良いのかなど迷うことばかりかと思います。

今回は、不動産ポータルサイトを運営するアットホームが、年末年始のうちにチェックしておきたい今どきの学生・社会人の特徴をもとに失敗しない住まい探しのポイントを解説します。

1. 【新社会人・新大学生必見】住まい探しは2~3月が勝負!

1~3月は住まい探しの繁忙期です。

アットホームが新大学生の親を対象に実施した調査では、子どもの住まいを探し始めた時期は「2月」「3月」がトップ2でした。

一方で、「12月」という早いタイミングの月も3位にランクインしています。近年では、推薦入試で合格する学生も多いことから、早い人は4月の入学に向けて、12月から住まい探しを始めているようです。

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出所:アットホーム株式会社「新大学生の住まい探しに関する実態調査」

2. 【新社会人・新大学生必見】今どきの学生・社会人は、タイパを求める!?

住まい探しを「失敗したくない!」と考える人は多いのではないでしょうか?

特に、今どきの学生・社会人を見てみると、「とにかく調べる」「タイムパフォーマンス(タイパ)を求める」「自分らしさ重視」という特徴があり、住まい探しに限らず「失敗したくない!」という傾向が強いようです。

2.1 <今どき学生・社会人の特徴1:とにかく調べる>

例えば、旅行をする前にあらかじめ他の人の旅行動画をたくさん見て、同じルートを旅行するという、いわゆる「ネタバレ消費」をしている人も多いです。

アットホームが20歳以下を対象に実施した調査でも、「あらゆる情報を調べて、失敗のない選択をしたい」が「そう思う」「どちらかと言えばそう思う」を合わせて約9割でした。

住まい探しにおいても、「利用する不動産会社の口コミを訪問前に調べておきたい」が75%以上と高く、とにかく調べるという若者が多いようです。

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出所:アットホーム株式会社「U20の一人暮らしデビュー実態調査」

2.2 <今どき学生・社会人の特徴2:タイパを求める>

時間に対する効果・満足度を上げる=タイムパフォーマンスを意識する若者は多く、例えばYouTubeの倍速視聴やショート動画の閲覧が挙げられます。

アットホームが20歳以下を対象に実施した調査でも、「タイムパフォーマンス(タイパ)を良くするのは当たり前のことだ」が「そう思う」「どちらかと言えばそう思う」を合わせて7割を超えています。

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出所:アットホーム株式会社「U20の一人暮らしデビュー実態調査」

2.3 <今どき学生・社会人の特徴3:自分らしさ重視>

多様性の時代、「みんなが良い」というものよりは推し活など「自分が好きなもの」「自分に合ったもの」を大事にしています。