2. 4つの都道府県の「大根の収穫量」を比較すると…
農林水産省が公表している「令和5年産 作況調査(野菜)」によると、日本で一番「大根の収穫量」が多い都道府県は、千葉県です。気になる収穫量は、14万6800トンとなっています。
千葉県は、温暖な気候と豊かな自然環境、大消費地である首都圏に位置するという立地を活かし、さまざまな農作物を生産しています。大根のほかにも落花生やかぶ、さやいんげんなどで収穫量一位を誇り、大根は銚子市、旭市、市原市などが主産地です。
千葉県に次いで二番目に収穫量が多いのは、北海道の12万7200トン。三番目は青森県の10万2900トンで、四番目はアンケートで38%の人が選択した鹿児島県の9万4500トンでした。
ちなみに、2023年産の全国の大根収穫量は114万1000トン。収穫量は減少傾向にあり、30年前の1993年(222万4000トン)と比べて半数近くに減少しています。
3. 千葉県の県内総生産は名目20兆8070億円
ここからは日本で一番「大根の収穫量」が多い千葉県について紹介します。
千葉県は首都圏の東側に位置し、江戸川を挟んで東京都と埼玉県、利根川を挟んで茨城県と隣接しています。県面積は5156.48平方キロメートル(参考値)で、全国47都道府県で28位の大きさとなっています。
県には37の市と16の町、1の村で構成されており、人口TOP3の都市は以下の通りです(出所:総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」)。
- 千葉市 97万8899人
- 船橋市 64万8331人
- 松戸市 49万8222人
経済面を見てみると、2021年度の県内総生産は名目20兆8070億円。一人当たりの県民所得は305万9000円でした。
いかがでしょうか。今回は日本で一番「大根の収穫量」が多い都道府県について紹介しました。
3.1 調査概要
- 調査日:2024年12月19日
- 調査人数:100人(全国の10歳代~60歳代)
- クロス・マーケティング QiQUMOを利用した調査
参考資料
- クロス・マーケティング QiQUMO
- 農林水産省「令和6年耕地面積(7月15日現在)」
- 農林水産省「令和5年産 作況調査(野菜)」
- 農林水産省「千葉県の農林水産業の概要」
- 農林水産省「品目別(季節区分別)作付面積、収穫量及び出荷量累年統計(昭和48~)」
- 総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」
- 国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」
- 千葉県「令和3年度千葉県県民経済計算の概要」
小野田 裕太