3. 【最新版厚労省データ 一覧表】年金生活者支援給付金「70歳未満~90歳以上」の平均月額
2019年にスタートした「年金生活者支援給付金」は、年金収入やその他の所得が低い人を対象に、年金に上乗せして給付されるものです。
「老齢年金(国民年金)」「障害年金」「遺族年金」ごとに、年金生活者支援給付金の平均給付月額を紹介します。
3.1 一覧表「老齢年金生活者支援給付金」の平均給付金額(月額)
- 全体:4014円
- 70歳未満:4691円
- 70~74歳:4187円
- 75~79歳:3930円
- 80~84歳:3835円
- 85~89歳:3883円
- 90歳以上:3952円
3.2 一覧表「障害年金生活者支援給付金」の平均給付金額(月額)
- 全体:5555円
- 30歳未満:5527円
- 30~39歳:5496円
- 40~49歳:5483円
- 50~59歳:5497円
- 60~69歳:5579円
- 70~79歳:5703円
- 80歳以上:5847円
3.3 一覧表「遺族年金生活者支援給付金」の平均給付金額(月額)
- 全体:5057円
- 20歳未満:4031円
- 20~29歳:5140円
- 30~39歳:5140円
- 40~49歳:5140円
- 50~59歳:5140円
- 60歳以上:5140円
年金生活者支援給付金は、近年実施されている「住民税非課税世帯を対象とする給付金」などの一時的な支援とは異なり、支給要件を満たせば継続的に受給できる支援です。
給付金自体は決して大きな金額とは言えませんが、支給対象となる人には、お知らせを兼ねた請求書(※)が届きますので、申請手続きをしっかりおこないましょう。
日々の家計管理や貯蓄とともに、このような公的支援に関する最新情報についてもまめにチェックをしておきたいものですね。
※請求書の書式や送付タイミングは、個々のケースにより異なります。
4. まとめにかえて
今回、実際のシニア世代が受け取っている年金額をチェックしてみました。
「思ったより少ない」と不安になった方もいるかもしれません。今の年金制度でさえこうなのに、自分たちが受け取る頃にはどうなっているのか、心配になりますよね。
でも、今の年金制度はあくまで今のルールで、将来は制度が変わる可能性もあり、受け取る金額も今と同じとは限りません。
だからこそ、「もらえるお金」だけに頼るのではなく、自分で準備する力も身につけておくのが大切です。
今はNISAやiDeCoなど、資産形成の選択肢がたくさんあります。投資はハードルが高い…と感じる人もいるかもしれませんが、少額からでも始めることはできます。リスクもあるので「自分に合った方法で少しずつ」進めるのがいいでしょう。
老後になってから慌てないためにも、今からコツコツ準備していきましょうね。