年金生活に入ると、2ヶ月に1度支給される年金でやりくりすることになります。
今年最後の年金支給日は12月13日であり、すでに終了しました。やがてやってくるお正月には、今回の年金を原資としたお年玉を渡す予定というシニアもいるでしょう。
気になるのが、年金の平均額です。
「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、厚生年金の月額平均は14万3973円でした。
しかし年齢や男女別で異なることや、厚生年金ではなく国民年金のみという方がいることも知っておきましょう。
最新の厚生年金と国民年金の受給額を紹介します。
1. 「国民年金と厚生年金」の仕組み
まずは日本の公的年金の仕組みを確認しましょう。
1.1 国民年金(1階部分:基礎年金)
- 原則、日本国内に住む20歳以上60歳未満の全員に加入義務がある
- 保険料は一律
- 納付した期間に応じて将来もらえる年金額が決まる
1.2 厚生年金(2階部分)
- 公務員やサラリーマンなどが加入する
- 収入に応じた保険料を支払う(上限あり)
- 加入期間や納付額に応じて将来もらえる年金額が決まる
日本の公的年金は、上記のように国民年金と厚生年金の2階建てになっています。
加入状況はもちろん、現役時代に納めた保険料などによっても年金支給額が変わります。
次章では、厚生年金の「年齢別」の平均月額を見ていきましょう。