2. 国土交通省による通報フォーム「道路緊急ダイヤル(#9910)」
投稿主の@nerunodaisukiさんが利用したのは、国土交通省による「道路緊急ダイヤル(#9910)」の通報フォーム。道路利用者が幹線道路の異常などを発見した場合に、直接道路管理者に緊急通報できるサービスです。
通報は24時間受付の無料電話(#9910)のほか、国土交通省のLINE通報アプリでも可能。こちらは2024年3月から開始されたサービスで、LINEアプリで国土交通省のアカウントを友達登録することで利用できます。
通報の内容は路面の汚れや落下物、落石・土砂流入、ガードレール・標識などの損傷、路面の穴ぼこ・段差、動物の死骸など。
通報の手順は異常の種類や道路の種類などを選び、写真と位置情報を送信するだけなので簡単です。道路の異常を見つけたらぜひ利用してみたいサービスですね。
3. 神奈川県の道路で発見した穴ぼこ
LINE版「道路緊急ダイヤル」にまつわるエピソードが投稿されると、ポストには24万件を超えるいいねが寄せられました。
投稿主の@nerunodaisukiさんも1ヶ月ほど前にXの投稿で本サービスを知ったそうで、「面白いなと思いLINEに登録だけはしていました。しかし実際に使う習慣がなかったので道で穴ぼこを見てもしばらくはそれを通報するということを忘れていました」とのこと。
今回、神奈川県で道路の穴ぼこを発見して初めて利用してみたそうです。
穴ぼこが埋められたのを確認した際の心境については、「自分が道路の写真を撮ってそれをLINEで送信しただけでしばらく経ったら穴ぼこが綺麗に埋まっているのを見た時は魔法のような感じがしました。実際には自分の知らないところで穴ぼこを丁寧に埋めてくれたんでしょうけど、指先一つで日常の地形が変わったのはものすごく新鮮な感覚でした」と話してくれました。
返信や引用欄では、「えええめっちゃいい!!」「素晴らしい!」と本サービスを絶賛するコメントが続出。
ほかにも「これ見て、昨日午後にLINEで通報したところ、今日夜に通ったら、もう修繕されてました」と実際に使ってみた人からのコメントも寄せられています。
国土交通省緊急ダイヤルのLINEで道端の穴ぼことかを通報して場所とか状況を説明すると修繕してくれると聞いて一ヶ月前くらいに通報して今日見に行ったらしっかりと穴ぼこが塞がれていて感動している。 pic.twitter.com/SR2sePzfBv
— ネルノダイスキ (@nerunodaisuki) December 11, 2024
4. 自動車などの維持にかける金額は一世帯当たり1万7000円ほど
道路の保全にまつわる投稿が話題となったことに関連し、ここからは「一世帯当たりの自動車等の維持費」を紹介します。
総務省統計局が公表している「家計調査報告-2024年(令和6年)10月分-」によると、二人以上の世帯の2024年10月の消費支出は30万5819円。そのうち「自動車等維持」にかける費用は1万7023円でした。
いかがだったでしょうか。今回は、Xで話題になっているLINE版「道路緊急ダイヤル」を紹介しました。
参考資料
小野田 裕太