1. 【公的年金】国民年金と厚生年金の仕組みとは？
日本の公的年金制度は「国民皆年金」と言われます。
日本に住む20歳以上60歳未満の人は全員、年金に加入する義務があります。
1.1 国民年金（1階部分：基礎年金）
これは、20歳以上60歳未満の人全員が加入する基本的な年金です。
保険料は全国一律で、2024年度の月額は1万6980円となっています。
国民年金には、
- 第1号被保険者
- 第2号被保険者
- 第3号被保険者
と3つのタイプがあります。
自営業や学生は「第1号被保険者」で、自分で保険料を払います。
会社員や公務員は「第2号被保険者」で、彼らに扶養されている配偶者が「第3号被保険者」です。
この2号と3号の方は、個別に国民年金の保険料を払わなくても大丈夫。会社や役所から天引きされるからです。
1.2 厚生年金（2階部分）
厚生年金は会社員や公務員が加入する年金で、国民年金に上乗せして支給されるものです。
毎月の給料やボーナスに応じて保険料が決まり、それが将来の年金額に反映されます。
では続いて、厚生労働省が発表したデータをもとに、国民年金と厚生年金の平均的な受給額を一緒に確認してみましょう。
