2025年度【年金生活者支援給付金】の基準額は増額！対象者は年金が少ない人？要件や目安額を見る年金の一覧表つき！「60歳代・70歳代・80歳代」の平均年金月額はいくら？

1月24日、厚生労働省から2025年度の年金額が公表されました。

国民年金（老齢基礎年金）の満額は6万9308円で、夫婦2人分の標準的な年金は23万2784円となっています。

国は、年金が少ない人を支援すべく「年金生活者支援給付金」という制度を作り、一定の基準を満たす方への支援を行っています。2025年度の年金額は、この「年金生活者支援給付金」も増額されることになりました。

では「年金生活者支援給付金」は、どのような方が支援の対象となるのでしょうか。

本記事では年金生活者支援給付金の対象者や給付金額の目安について解説していきます。

1. 「年金生活者支援給付金」とは？対象者はどんな人？

「年金生活者支援給付金」は、基礎年金の受給者のうち、年金などの所得が一定以下の人を対象に支給されるお金です。

受給要件を満たす限り、公的年金に上乗せして継続的に受給することができる、恒久的な支援という点で、「定額減税」「住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金（10万円/1世帯）」といった一時的な措置とは性格が異なります。

1枚目/年金生活者支援給付金制度について、2枚目/年金生活者支援給付金の給付基準額一覧表

年金生活者支援給付金には「老齢年金生活者支援給付金」「障害年金生活者支援給付金」「遺族年金生活者支援給付金」の3種類があります。

今回は、シニアの年金世代の暮らしとかかわりが深い「老齢年金生活者支援給付金」の概要に触れたあと、今のシニア世代の年金事情についても眺めていきます。

下記の支給要件をすべて満たしている方が対象です。

※ 障害年金・遺族年金等の非課税収入は除く

次では、2025年度の給付基準額の目安を見ていきましょう。