4. 「申請をしないと1円も受け取れない…」年金生活者支援給付金の申請方法

年金生活者支援給付金を受け取るには「申請」が必要です。

申請方法は以下の2つのケースに分かれます。

  • これから年金を新たに請求する人
  • すでに年金を受け取っている人

それぞれのケースに応じた申請方法を確認していきましょう。

4.1 申請方法1:これから年金自体を新規請求する人

これから年金を新たに申請する場合、老齢基礎年金の請求書と一緒に、年金生活者支援給付金の請求書が送付されます。

送られてきた給付金請求書に必要事項を記入し、老齢基礎年金の請求書と併せて提出することで、年金と同時に給付金の受給申請が完了します。

老齢基礎年金を新規に請求する場合の申請方法

65歳の誕生日を迎え、老齢基礎年金を新規に請求する場合の申請方法

出所:日本年金機構「老齢基礎年金を新規に請求される方の請求手続きの流れ」

4.2 申請方法2:すでに年金を受け取っている人

すでに年金を受給している人でも、収入の減少などにより年金生活者支援給付金の対象となる場合があります。  

この場合、9月1日以降に順次「年金生活者支援給付金請求書(はがき型)」が送付されます。送られてきたハガキに必要事項を記入し、申請を進めてください。  

記入が終わったら、請求書の太枠内に記載された内容を確認し、切手を貼付の上、郵便ポストに投函するだけで手続きは完了します。  ※繰上げ受給をしている場合は、異なる様式の書類が送付されるためご注意ください。

すで年金を受け取っている人の手続き方法

すで年金を受け取っている人の手続き方法

出所:日本年金機構「年金生活者支援給付金請求書(はがき型)が届いた方へ」

一度申請を完了すれば、翌年以降は基本的に手続きの必要はありません。  

ただし、状況によって異なる場合があるため、疑問点があれば最寄りの年金事務所などに問い合わせて確認することをおすすめします。  

最後に、現在のシニア世代が受け取っている「国民年金と厚生年金」の平均受給額を確認していきましょう。