3.2 厚生年金の平均月額・受給割合
〈全体〉平均年金月額：14万6429円（含：国民年金の月額部分）
- 〈男性〉平均年金月額：16万6606円（含：国民年金の月額部分）
- 〈女性〉平均年金月額：10万7200円（含：国民年金の月額部分）
会社員などで厚生年金に加入していた人は、老後に「国民年金（基礎年金）と厚生年金」の両方を受給するため、上記の厚生年金の受給額には、国民年金の月額部分も含まれています。
年金制度の仕組み上、厚生年金を受け取る場合、国民年金よりも多くの額が支給されるのが一般的です。
国民年金部分を含めた厚生年金の平均月額は、男女全体で14万円台となっており、単純に比較すると国民年金の約3倍になります。
しかし、男女別に見ると、男性は16万円台、女性は10万円台と差が広がっています。
厚生年金の金額は、加入期間とその期間中の年収に基づいて決定されるため、実際に受け取る額には個人差があります。
そのため、厚生年金加入期間が短く、国民年金の納付月数が少ない場合は、年金生活者支援給付金の対象となる可能性はゼロではありません。
4. まとめにかえて
今回は「年金生活者支援給付金」の支給要件や給付額を整理してお伝えしたあと、今のシニア世代が受け取る年金額について深掘りしました。
年金だけではゆとりのある老後生活を送るのが難しくなっています。老後資金を準備するにあたって資産運用を取り入れる方が大幅に増えています。
資産運用はリスクが伴いますので、まずはご自身のリスク許容度を把握しましょう。資産運用は無理のない範囲で長期的な目線で取り入れることでリスクを抑えて運用することが可能です。
ゆとりのある老後生活へ向けて一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。
