2. お子さんとのやり取りで生まれた恐竜だった

日本地図のマグネットで作った恐竜

日本地図のマグネットで作った恐竜

出所:@protocraft_bg

プロトクラフトさんいわく、恐竜はお子さんとのやり取りの中で生み出されたものだったそう。制作時間は15~30分程度で「手癖で並べただけなので特に大きな苦労は覚えておりません」と説明してくれました。

お子さんは恐竜に対してあまり興味を示してくれなかったそうです。それから3年の歳月が経過したある日、福井県からプロトクラフトさんに連絡があり、当時の「恐竜」を公式ロゴへ採用する流れとなったそうです。

なお、原作の恐竜では、過去に暮らしていた地域である埼玉県に焦点が当たるように雑に扱っていたこともあり「公的なロゴには相応しくない」と考えたプロトクラフトさん。

そのためロゴにする際には、「埼玉県をなるべく良い場所へ移動してほしい」という旨を伝えた上で、正式なデザインが完成したとのことです。

写真を見ると、原作では恐竜の足元に石として配置されていた埼玉県が、公式ロゴでは頭の方へ移動していることがわかりますね。

3. 素敵な発想に反響続々「天才的」

採用が決定した時期に、プロトクラフトさんはX上で「開催地の福井県は恐竜で有名という事もあり、職員さんからご連絡をいただき快諾させていただきました。(埼玉も良いトコに移動してもらいました。探してみてね)」と報告していました。

今回の「思いがけない出来事を振り返った投稿」にもたくさんの反響があり、ポストには22万件ものいいねが集まりました。

返信欄には「天才的」「開いた口が塞がらない!」「アイデアもすごいし、まさかの場所で採用されたのもすごい」といった称賛や、「やっぱひとつだけ存在感が違うな笑」「千葉ってほんとにチーバくんなんだ」「埼玉…!」「滋賀は琵琶湖シルエットが必ず入りますね」など、各都道府県の地形に関する感想が続出。

ほかにも「よく見ると埼玉の他にも、和歌山と広島が逆になってたり、鹿児島が足から頭に移動していたりと、調整されている!」「脳トレによさそうですね」といった感想も寄せられ、盛り上がっています。

4. 「恐竜」で知られる福井県、県内総生産は3兆超え

日本地図で作った恐竜のデザインが、福井県で開催された「全国知事会議」のロゴに選ばれたことが大きな話題となりました。投稿の内容に関連して、ここからは福井県の経済情報などについて紹介します。

福井県は「恐竜王国」とも呼ばれており、勝山市北谷には日本最大の「恐竜化石発掘現場」があります。日本で発見された恐竜化石の約8割が、福井県で発見されたとも言われています。

そんな福井県は「六条大麦」や「そば」「ずわいがに」といった、さまざまな農林水産物の産地としても知られています。主な産業としては、繊維産業をはじめ、機械産業や眼鏡産業などが挙げられます。

経済面を見てみると、令和3年度の県内総生産は名目3兆6815億円。一人当たり県民所得は326万3000円となっています。

いかがでしょうか。今回は、Xで話題になっている「全国知事会議のロゴとなった、日本地図でできた恐竜」を紹介しました。

投稿主の「@protocraft_bg」さんは、今回ご紹介した写真のほかにもXで、自身で作成されたボードゲームに関する投稿などをされています。気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。

参考資料

小野田 裕太