1. 新NISA制度とは

NISAは「少額投資非課税制度」として、投資で得た配当金や売却益にかかる約20%の税金が、一定の投資枠内で非課税となる制度です。

日本においては、2014年にNISA制度が導入された後、複数回の改訂を経て2024年1月から「新NISA制度」として運用されています。

1.1 新NISA制度の2つの投資枠

新NISA制度の概要

新NISA制度の概要

出所:金融庁「NISAを知る」

【つみたて投資枠】

積立投資に限定された枠で、金融庁の基準に基づく銘柄のみを対象としています。長期的に
安定した投資に向いています。

【成長投資枠】

投資方法に制限はなく、一定の基準を満たす銘柄であれば幅広く選択できます。高リスク高リターンの投資を求める方に適しています。

  • 投資上限額

新NISA制度では以下のように投資上限が設定されています。
つみたて投資枠:年間120万円
成長投資枠:年間240万円
※共に非課税期間は無制限

併用をすることも可能ですが、総計での非課税枠上限は1800万円です。成長投資枠のみの場合、上限は1200万円です。