3. 住民税非課税世帯になると医療費の自己負担上限額が引き下げられる
住民税非課税世帯は住民税を支払う必要がないだけでなく、医療費の自己負担上限額も引き下げられます。70歳未満の場合、月の医療費の自己負担額は月3万5400円が上限です。基本的にそれ以上の医療費を支払う必要はありません。
年収約370万円以下の人は月5万7600円が上限のため、住民税非課税世帯は優遇を受けていることがわかります。
他にも、国民健康保険料と国民年金保険料の減免を受けられるメリットもあります。
4. 住民税非課税世帯は給付金を受け取ろう
今回支給が決定した3万円の給付金は、まだ給付日程や受給方法の詳細は決まっていません。
そのため、住民税非課税世帯の人はお住いの地区のHPや郵便物が届いていないかなどを適宜確認して、給付金を確実に受け取るようにしましょう。
参考資料
- 杉並区「住民税非課税世帯を対象とした給付金(3万円)について(6年11月26日)」
- 厚生労働省「令和5年国民生活基礎調査」
- 港区「住民税(特別区民税・都民税)はどういう場合に非課税になりますか。」
- 厚生労働省「医療費の一部負担(自己負担)割合について」
苛原 寛