2. 新NISAで積立投資を行う際の注意点

以下のような注意点も押さえておきましょう。

2.1 短期売買は避ける

保有商品の値動きが良くないなどの理由で、途中で売却したり、積み立てをやめたりするのは避けましょう。

タイミングによっては損失が発生するばかりか、積立投資のメリットを享受できません。

積立投資は長期的な視点で行うことが重要です。

2.2 分散し過ぎない

積み立てる商品の種類を増やせばリスクを抑えられますが、その分リターンも小さくなります。

特に、投資信託は複数の資産や銘柄に分散投資する商品なので、過度な分散は必要ありません。

2.3 最終的に損失が出る可能性がある

前述のとおり「長期・積立・分散」を意識した投資なら比較的安定した運用成果が期待できますが、必ずしも利益を得られるわけではありません。

売却するタイミングで相場が急落している場合など、積立元本を下回る可能性もあることを十分に理解しておきましょう。

3. 【利回り別】月5万円×20年間の積立投資をシミュレーション

では、積立投資のイメージが掴みやすいよう、月5万円ずつ、20年間、想定利回り「1%・3%・8%」でシミュレーションを行います。

※本シミュレーションは実際の運用結果を確約するものではありません。

3.1 想定利回り1%

月5万円・想定利回り1%・20年間

出所:金融庁「つみたてシミュレーター」

【資産額推移】

  • 5年:307万円
  • 10年:631万円
  • 15年:971万円
  • 20年:1328万円