2. 4つの県の15歳男子の平均身長を比較すると…
文部科学省が公表した「都道府県別 身長・体重の平均値及び標準偏差(令和5年度)」によると、日本で一番、15歳男子の身長が高い都道府県は、秋田県です。気になる身長の平均値は、169.7センチメートルとなっています。
全国の平均値は168.6センチメートルなので、秋田県は全国値より1センチ以上高いことになります。
秋田県に次いで身長が高いのは青森県の169.5センチメートル。そして神奈川県の169.2センチメートル。アンケートで18%の人が選択した山形県は169.1センチメートルで、石川県、滋賀県、京都府と並んで同率4位でした。
都道府県別15歳男子の身長の順位を見てみると、TOP10には東日本の道府県が多くランクイン。北海道・東北地方の道県が多いことから、寒い地域の平均身長が高くなっていることが分かります。
ちなみに、30年前(1993年度)のデータを見てみると、全国の平均値は168.4センチメートル。秋田県は169.4センチメートルで、30年前も全国1位の高さでした。
3. 秋田県の県内総生産は名目3兆5453億円
ここからは日本で一番、15歳男子の身長が高い秋田県について紹介します。
秋田県は東北地方の日本海側に位置し、青森県、岩手県、宮城県、山形県と隣接しています。県面積は1万1636.3平方キロメートルで、全国47都道府県で6位の大きさ。県全域が積雪寒冷地域および豪雪地帯に指定されている日本有数の多雪地帯です。
県には13の市と9の町、3の村があり、2024年1月1日時点の人口は92万4620人。県の人口TOP3の都市は以下の通りです(出所:総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」)。
- 秋田市 29万7316人
- 横手市 8万2454人
- 大仙市 7万5207人
経済面を見てみると、2021年度の県内総生産は名目3兆5453億円。1人当たりの県民所得は268万9000円でした。
いかがでしょうか。今回は日本で一番、15歳男子の身長が高い都道府県について紹介しました。
3.1 調査概要
- 調査日:2024年12月2日
- 調査人数:100人(全国の10歳代~60歳代)
- クロス・マーケティング QiQUMOを利用した調査
参考資料
- クロス・マーケティング QiQUMO
- 文部科学省「都道府県別 身長・体重の平均値及び標準偏差(令和5年度)」
- 文部科学省「都道府県別 身長・体重の平均値及び標準偏差(平成5年度)」
- 国土地理院「都道府県別面積の順位」
- 総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」
- 秋田県「令和3年度秋田県県民経済計算」
小野田 裕太