2. 新NISA制度の概要

NISAを利用するときは、NISA口座を通じて投資信託、国内外株式、ETF、REITを購入して投資をおこないます。

購入にあたっては、さまざまなルールががあるので、これらを理解しておくと資産形成がより効果的におこなえます。

投資初心者だけでなく、投資上級者に合った使い方もできるので、NISAの特徴を活かしながら上手に活用してみましょう。

2.1 【新NISA制度の概要】

【新NISA】「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の特徴とは?

【新NISA】「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の特徴

出所:金融庁「NISAを知る」

  • 非課税保有期間、口座開設期間が無期限
  • 「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の併用が可能
  • 年間投資枠:つみたて投資枠が120万円、成長投資枠が240万円
  • 非課税保有限度額:1800万円(うち、成長投資枠は1200万円)※枠の再利用可能
  • つみたて投資枠の投資対象商品:長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託
  • 成長投資枠の対象商品:国内外株式・投資信託、ETF、REIT ※ハイリスク商品などは対象外

新NISAは長期・積立・分散投資を重視した制度です。とくにつみたて投資枠では、長期・分散投資向きの商品や銘柄が選定されているため、これらのなかから選んで運用することになります。

また、成長投資枠でも積立投資が可能です。成長投資枠の場合、一部のハイリスク商品等は除外されますが、投資可能な金融商品は格段に増えます。

そのため、投資信託や株式など、比較的自由に銘柄を選んで積立投資をすることができます。