2. 4つの県の「人口50万人以上の市」の数を比較すると…
総務省が公表している「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」によると、日本で一番「人口50万人以上の市」が多い都道府県は、神奈川県です。神奈川県には人口375万2969人の横浜市、152万9136人の川崎市、71万7861人の相模原市があります。
神奈川県は東京に次いで人口が全国で二番目に多い県なので、各市の人口が多いのも納得ではないでしょうか。横浜市、川崎市、相模原市は政令指定都市に指定されており、神奈川県は全国で唯一、政令指定都市を3つ有する県でもあります。
そのほか、人口50万人以上の市が2つある都道府県は、埼玉県、千葉県、静岡県、大阪府、兵庫県、福岡県の6つ。東京都は東京都特別区部(23区)に人口が集中しており、市で50万人以上の人口を持つのは八王子市(56万692人)のみです。
ちなみに、人口が50万人に近い市には、千葉県松戸市(49万8222人)、千葉県市川市(49万2895人)、 兵庫県西宮市(48万2594人)などがあります。
3. 神奈川県の県内総生産は35兆2878億円
ここからは日本で一番「人口50万人以上の市」が多い神奈川県について紹介します。
神奈川県は関東地方の南西部に位置し、北は東京都、東は東京湾、南は相模湾、西は山梨県、静岡県に面しています。
県面積は2416.32平方キロメートルで、全国で5番目の小ささ。西部は山地、中央は平野と台地、東部は丘陵と沿岸部に分けられ、多様な自然環境に恵まれています。気候は温暖で雨量の多い太平洋側気候です。
県には16の市と13の町、1の村があり、2024年1月1日時点の人口は920万8688人。県の人口TOP5の都市は以下の通りです(出所:総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」)。
- 横浜市 375万2969人
- 川崎市 152万9136人
- 相模原市 71万7861人
- 藤沢市 44万5172人
- 横須賀市 38万3488人
経済面を見てみると、2021年度の県内総生産は名目35兆2878億円。一人当たりの県民所得は319万9000円でした。
いかがでしょうか。今回は日本で一番「人口50万人以上の市」が多い都道府県について紹介しました。
4. 調査概要
- 調査日:2024年12月2日
- 調査人数:100人(全国の10歳代~60歳代)
- クロス・マーケティング QiQUMOを利用した調査
参考資料
- クロス・マーケティング QiQUMO
- 総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」
- 国土地理院「都道府県別面積の順位」
- 神奈川県「神奈川県の位置・地勢・人口・気象」
- 神奈川県「令和3(2021)年度神奈川県県民経済計算の概要」
小野田 裕太