2. 富裕層のお金の使い方
富裕層のお金の使い方の傾向の一つとして、無駄な浪費をしないということが挙げられます。さらに、単なる物質的な豊かさだけではなく経験や将来の自己への投資にお金を投じる一面もあります。
今回はラグジュアリーカードの調査データをもとに、富裕層がどんな価値観を大切にしているかを見てみましょう。
調査概要は以下の通りです。
<調査概要>
調査名:ラグジュアリーカード会員 ライフスタイルに関する調査
調査対象期間:2024年2月21日〜2月26日
調査対象:ラグジュアリーカード会員のうち世帯年収2000万円以上の方342名
プライベート・仕事の価値観で大切にしていることに対する回答は以下の選択肢が高スコアとなっています。
- 新しい人とつながり、出会いを楽しむこと
- まだ行ったことのない場所やなかなか経験のできない珍しい体験をすること
- 常に好奇心を失わず、新しいことを学び続けること
このことから、以下のようなことに価値を置いている傾向を見ることができます。
2.1 人脈形成
富裕層にとっての財産はお金だけではありません。彼らは多くの時間とエネルギーを人脈形成に投資しています。
このようなネットワークは、新たなビジネスチャンスや協力関係の構築に役立つだけでなく、社会的な信用と影響力を高める要素となります。
2.2 価値ある体験
物質的な所有よりも、価値ある体験にお金を費やす傾向があります。高級志向のトラベルパッケージや特別なイベント、独自の文化体験など、自分自身のライフスタイルを豊かにする経験に投資することで、人生の質を高めようとしています。
2.3 自己投資
富裕層は学習や成長を大変重要視しています。これにはビジネススキルや新しい専門知識の習得はもちろん、趣味や興味の分野における専門知識の深堀りも含まれます。
富裕層は無駄な浪費を避ける一方で、価値あると判断した投資には惜しみません。このような姿勢が、富を保ち続けるポイントではないでしょうか。