4.2 国民年金の平均年金月額
- 〈全体〉：5万6316円
- 〈男性〉：5万8798円
- 〈女性〉：5万4426円
- 1万円未満:6万5660人
- 1万円以上～2万円未満:27万4330人
- 2万円以上～3万円未満:88万1065人
- 3万円以上～4万円未満:266万1520人
- 4万円以上～5万円未満:465万5774人
- 5万円以上～6万円未満:824万6178人
- 6万円以上～7万円未満:1484万7491人
- 7万円以上～:178万3609人
厚生年金は加入期間や働き方に応じて受給額が変動するため、会社員や公務員で現役時代の収入が多かった人なら老後は豊かな生活が送れるかもしれません。
一方で厚生年金でも受給額が少ない方や国民年金のみに加入していた方にとっては、年金だけで老後の生活費をカバーするのは難しいのが現実です。
現役時代から老後に向けて貯蓄を進めることが重要です。
しかし、予期せぬ事態や経済状況の変化により、資金不足で生活が苦しくなることも考えられます。
万が一資金不足で生活が苦しい状態に陥った場合には、年金生活者支援給付金などの公的扶助を活用することで、生活の安定を図ることもできます。
これらの制度を上手に利用し、安心して老後を迎えられるように準備を進めましょう。
5. まとめにかえて
今回は「年金生活者支援給付金」や年金受給額についてお話ししてきました。
年金額は働き方や加入期間によって変わりますが、一定の条件を満たす方には支援制度が用意されています。
ただこの給付金は、厳しい生活を送る方を対象にしたものです。だからこそ、理想の老後を目指すなら、自分で計画を立てることが大事です。
現役世代の皆さんは、早めの準備が鍵になります。もちろん貯金も大事ですが、今の低金利と止まらない物価上昇を考えると、それだけではちょっと心もとないかもしれません。
そんな時に考えたいのが「資産運用」。最近はNISAやiDeCoなど、「貯蓄から投資へ」をスローガンに、政府も私たちが資産を増やせる環境を整えてくれています。
小額からのスタートも可能です。まずは「お金に働いてもらう」感覚を身につけることを検討してみてはいかがでしょうか。
