2024年7月24日、厚生労働省において「令和6年度中央最低賃金審議会目安に関する小委員会（第5回）」が行われ、最低賃金が全国平均で時給1054円となりました。
最低賃金は上昇傾向にあり、今回は過去最大となる50円の引上げとなっています。最低賃金は都道府県ごとに差があるため、お住まいの地域の最低賃金をチェックしておきましょう。
今回は最低賃金制度をおさらいし、都道府県別の目安額を一覧表で見ていきます。
1. 【全国平均は時給1054円】そもそも「最低賃金制度」とは？
厚生労働省によると、「最低賃金制度」は最低賃金法に基づき、国が定める賃金の最低限度を規定する制度です。
最低賃金には「地域別最低賃金」と「特定最低賃金」の2種類があり、使用者はこれらのうち高いほうの最低賃金額以上を支払う義務があります。
2024年7月24日の審議会では、全国平均の最低賃金が「時給1054円」と決定されました。
政府は「2030年代半ば頃までに1500円を目指す」としており、引き続き最低賃金の引上げが進むことが予想されます。
次章では、都道府県別の改定額目安について詳しく見ていきましょう。
