1. あなたは知っている?「特殊詐欺」とは
ニュースなどで耳にする機会も増えている「特殊詐欺」という言葉。
その内容は、以下のような犯罪です。
犯人が電話やハガキ(封書)等で親族や公共機関の職員等を名乗って被害者を信じ込ませ、現金やキャッシュカードをだまし取ったり、医療費の還付金が受け取れるなどと言ってATMを操作させ、犯人の口座に送金させる犯罪(現金等を脅し取る恐喝や隙を見てキャッシュカード等をすり替えて盗み取る詐欺盗(窃盗)を含む。)
(引用:警視庁「特殊詐欺とは」)
1.1 「特殊詐欺」の認知度は?
次に、「特殊詐欺」の認知度について見ていきましょう。
調査概要
- 出典元:日本テレビ放送網株式会社
- 調査期間:2024年9月2日(月)~4日(水)
- 調査対象:15歳~29歳の男女
- 調査人数:1,200人
- 調査方法:インターネット調査(クロス・マーケティング QiQUMOを利用した調査)
1.2 「特殊詐欺」の認知度は約6割
- 「特殊詐欺」という言葉を知っている:59.4%
- 「特殊詐欺」という言葉を知らない:40.6%
特殊詐欺は10~20歳代では約6割の方が知っているということが分かりました。
しかし、4割の方が認知していないということも反対に分かります。
「特殊詐欺」で知っているものとしては、
- 「オレオレ詐欺」90.2%
- 「架空料金請求」63.7%
- 「還付金詐欺」55.0%
- 「預貯金詐欺」32.4%
- 「その他」0.6%
などが挙げられています。
オレオレ詐欺などはかなり有名な詐欺の手法で、ほとんどの方が聞いたことがあるかと思います。「特殊詐欺」は詐欺の被害を受ける側でなく、詐欺をする側のことについて指していることは留意しておきましょう。
特殊詐欺事件は、ニュースでも取り上げられているように組織性が希薄で、SNSを介して、実行犯となるアルバイトを募集することも多くあります。
つまり、SNSを多く使う若者世代は、特殊詐欺の実行犯として利用されやすいのです。