3. 「マイナ保険証」一本化で困惑…4割の人が「反対」
2024年12月2日から、マイナンバーカードと健康保険証の一体化が本格化しますが、「知らなかった」と困惑している人も少なくないでしょう。
株式会社ビースタイル ホールディングスの調査によると、現在マイナンバーカードを保険証として利用している人は、全体の2割しかいませんでした。
また、株式会社ビースタイル ホールディングスの同調査で、マイナ保険証の一体化に関するアンケートを行ったところ、4割の人が「反対」と回答しています。
マイナ保険証の一体化に関しては、「反対」が45.5%、「どちらともいえない」が41.7%で、賛成派はわずか13.3%にとどまる結果となりました。
反対派の意見としては、「一体化するメリットがわからない」「暗証番号が面倒」「漏洩が心配」など、さまざまな声が上がっています。
このことから、マイナ保険証を安心して利用できるようにするため、国は一体化が進む前に不安を払拭するための情報発信を強化する必要があると考えられます。
4. マイナ保険証の一体化まであと2ヶ月!早めの申請を
本記事では、2024年12月2日以降の「紙の健康保険証」の使用有無について詳しく紹介していきました。
2024年12月2日から健康保険証の新規発行が終了し、マイナンバーカードと健康保険証の一体化が進められます。
セキュリティ面への不安の声がある一方で、正確な医療診断や医療費控除の手続き負担の軽減など、マイナ保険証には多くのメリットも存在します。
まだマイナンバーカードをお持ちでない方は、これらのメリットを考慮し、申請を検討してみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 厚生労働省「マイナンバーカードと健康保険証の一体化について」
- 足立区「令和6年12月2日で現在の保険証が廃止されますので、マイナ保険証(健康保険証の利用登録をしたマイナンバーカード)をご利用ください」
- 厚生労働省「マイナンバーカードの健康保険証利用について」
- 厚生労働省「マイナンバーカードの健康保険証利用のメリット」
- 全国健康保険協会「健康保険証とマイナンバーカードの 一体化(マイナ保険証)に関する 制度説明資料」
- 小田原市「後期高齢者医療における紙の被保険者証(保険証)の廃止について」
- 株式会社ビースタイル ホールディングス「マイナ保険証への移行と健康保険証廃止について、主婦・主夫層はどう思っているのか?「反対」45.0%「賛成」13.3%」
和田 直子