3. 元本保証なら銀行預金
先ほど新NISAのほうが資産を大きく増やせる可能性が高いことを確認しましたが、新NISAは元本保証がありません。
長期的に運用すればある程度安定的な運用は見込めますが、短期的には不況などにより価格が暴落することもあります。
一方、銀行預金は元本が保証されています。これが銀行預金の強みです。将来の資産額がわかるため、ライフプランを立てやすいでしょう。
また、お金が必要となった際にすぐ引き出せるため、流動性の高さもメリットとなっています。
4. 新NISAと銀行預金の併用で資産形成しよう
本記事では新NISAと銀行預金を比較しましたが、どちらか一方のみですべての資産を運用するのはおすすめできません。
新NISAだけではリスクが高いですし、銀行預金だけではお金があまり増えません。そのため、新NISAと銀行預金を併用した資産形成がおすすめです。
たとえば、「100ー年齢」の割合を、新NISAで株式や投資信託などのリスクが比較的高い商品で運用し、残りを預金などのリスクが低い方法で運用するといった考え方もあります。
30歳の人であれば、資産の70%を新NISA、資産の30%を銀行預金で運用するイメージです。
許容できるリスクや将来必要となるお金をシミュレーションして、自分に合った資産形成を始めてみてください。
参考資料
苛原 寛